倫敦消息
おなじみ大英博物館やナショナルギャラリー、またモダンアートを扱うTATE MODERNなどロンドンには数多くのミュージアムが存在する。しかもそのほとんどが無料で入場できるというミュージアム天国なのが、ロンドンだ。
今回紹介するミュージアムもまた無料で入場できるミュージアムのひとつだが、ロンドナーに話をしても皆が皆知っているという訳ではないちょっとマニアックなミュージアムである。それがTHE GEFFRIE MUSEUMだ。ここはイギリスにおける住宅建築とインテリア様式の歴史を学ぶことのできるミュージアムで、旬のショップやクラブ、ギャラリーが点在する、近年著しく賑やかになったイーストエンドに(ありながら)ややひっそりと存在している。館内では16世紀チューダー様式から20世紀末までの建築&居住空間を再現、展示。年代ごとに間取りや暮らし方の変化が、とても分かりやすくまとめられている。広いミュージアムではなく敷地内に年代ごとの住宅が並んでいる訳ではないが、建築様式は年代ごとに写真&図解されているので、ここで学んだことをもとにロンドンやその他の地域を自分の足で実際歩いてみると理解が深まる。なにせこの国は保存指定がかかっている建物が異常に多く、僕が今住んでいるフラットも軽く200年を経たジョージアンスタイルの建物だったりと、ミュージアムの敷地内に建っていなくとも実際の町中で、各年代の建築と出会うことが可能なのだ。こっちに来てすぐに19世紀後半のビクトリアンスタイルのタウンハウスに住んでいたが、またその年代頃の物件に引っ越してみようかと思う今日この頃。どうやらまだまだモノ好き&引っ越し好きの癖は直りそうにないようだ……。
| 近年話題のHOXTONやOLD STREETから徒歩圏内にありながらこの静けさ。春〜秋は建物の背後に広がるイングリッシュハーブガーデンも見学できます。 | ![]() |
1830年代を再現したこの空間。イギリスでは18世紀後半から早くも装飾に使用されていたというハンドペイントの壁紙が空間のアクセントになっています。 | ![]() |
| 暖炉のまわりにタイルの装飾が施されるようになった1890年代。スタイリングからもテレビの無い時代、暖炉が居室の中心的存在だったことが良く分かります。 | ![]() |
20世紀初頭のエドワーディアンと呼ばれる時代のインテリア。ガス灯から電灯になったことがこの時代の大きな変化といえます。この頃、暖炉はまだまだ現役。 | ![]() |
| アールデコの様式が色濃い1930年代。蓄音機や電話といった現代に通ずる家電も登場です。いち早い住宅ではこの頃からセントラルヒーティングが登場。 | ![]() |
1955年頃、いわゆるミッドセンチュリー期を再現した空間。ハンスJウェグナーがデザインしたテーブルなど、近年馴染みのあるデザイナーのアイテムもちらほら。 | ![]() |
| 先日内見に行ったタウンハウス。出窓があるのがビクトリアンスタイルの特徴です。この大きな家を数人でシェアするのが一般的なひとり暮らしスタイル。 | ![]() |
内見した12畳ほどのバス&キッチン付きワンルーム。家具は基本元々付いています。ベッドカバーは早急に替えたいところ(笑)。にしてもこれで月15万円…。見送りました…。 | ![]() |
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